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「永遠と今、日記。」

野良猫の写真や動画、その他、日々感じたことを書いてます。

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遠野物語第五夜 

 遠野の町に芳公馬鹿(よしこうばか)とて三十五、六なる男、白痴にて一昨年まで生きてありき。この男の癖は路上にて木の切れ塵などを拾ひ、これを捻りてつくづくと見つめまたこれを嗅ぐことなり。人の家に行きては柱などをこすりてその手を嗅ぎ、何物にても眼の先まで取り上げ、にこにことして折々これを嗅ぐなり。この男往来をあるきながら急に立ちどまり、石などを拾ひ上げてこれをあたりの人家に打ち付け、けたたましく火事だと叫ぶことあり。かくすればその晩か次の日か物を投げ付けられたる家火を発せざることなし(必ず火事になった)。同じこと幾度となくあれば、後にはその家々も注意をして予防をなすといへども、つひに火事を免れたる家は一軒もなしといへり。
遠野の民家
(遠野郷の民家)

category: 遠野物語

thread: 読書メモ  -  janre: 本・雑誌

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